ばんえい競馬のすごいところは速さ(早さ)を競っていないところである。
いや、もちろんレースで一番早い(タイムが早い)馬が優勝ではあるが、馬に求められているのは早いタイムではなく、どれだけ重い荷物を運べるかなのである。
したがって、最速のレコードタイム(200mを30秒代)を出した馬よりも負担重量が最も重い1トンの重賞であるばんえい記念で5分以上かかってゴールした馬の方が名実ともにナンバーワン、という他の競馬からは信じられないようなことになる。
実際、2007年から2009年で史上2頭目のばんえい記念3連覇を果たしたトモエパワーは、生涯成績268戦32勝という恐ろしく低い勝率と2008年ばんえい記念の5分35秒8という最長レコードクラスのレースタイムとともに近年稀にみる最強馬としてばんえい競馬ファンの記憶に刻まれている。
パドックを周回するトモエパワー
トモエパワーの生涯成績さて、3月に行われるばんえい記念に次ぐ高重量戦である帯広記念の予想である。
ちなみに、トップの写真は激闘となった2008年帯広記念の覇者フクイズミ。爆発的な末脚と愛らしいルックスで人気を博した。
2018.1.2 帯広9R 帯広記念 BG1
ばんえい競馬は多い馬は毎週のように、少ない馬でも2か月に一回はレースに出る。しかもおなじ相手とのレースになることが多い。半年もやればもう馴染みの馬ができたり、上下関係がわかってきたりして中級者の仲間入りである。
特にこのオープンクラスになると昇格や降格も少なくほぼ上下関係は固まっている。
で、ここ1年の重賞の成績を見ればだれでも
◎5オレノココロ
○9コウシュハウンカイ
▲7フジダイビクトリー
△4ニュータカラコマ
こんなかんじになると思う。
あとは穴馬探しと買い目の精度を上げていきたい。
まず大穴が開きやすいレースはどんなものかというと
①馬場水分や負担重量が近走とガラッと変わる
②有力馬同士が牽制しあう
大穴を開けやすい馬はというと
①前半でレースの流れに乗れないことが多い
③障害が不安定ですんなり登れば1着だが手こずると最下位
である
そして、ここ数年の帯広記念がすごく荒れているのが示すように帯広記念はこの条件にすごくあてはまる。
帯広の冬は晴天が多いうえに冬は凍結防止ロードヒーティングの影響で馬場が乾燥し重い馬場になりやすいが不思議と正月前後に雪が降り馬場が軽くなることが多い。加えて負担重量900kg以上のレースは帯広記念と3月のばんえい記念だけである。重量が重くて馬場が軽いというのは騎手にとっても予想する者にとっても難しい。
加えてBG1というグレード以上に「農林水産大臣賞典」というレースははばんえい競馬にとって別格の名誉である。牽制しあうのも当然である。
穴馬としては重賞未勝利ながらも障害巧者で岩見沢記念の2着馬である10サクラリュウ、古馬重賞初出走で実力未知数だがハンデに恵まれている1カンシャノココロがまず気になるが、不運にも不利とされる最内枠と最外枠を引いてしまったので今回はやめておく。
狙うのは
注2トレジャーハンター
2014年3月のチャンピオンカップ(800kg)以来重賞で掲示板の載っていないが、障害は高重量でもある程度対応している。軽馬場になればこの馬の先行力が活きる。加えて前走に超軽量戦(500kg)の地吹雪賞を選んできた。普通なら本番に近い重い重量で調整するところを、気持ちよく走らせて馬に自信をつけさせる作戦である。この作戦が吉とでるか凶とでるか博打を仕掛けてきている。
オレノココロは重馬場の方が歓迎だろうが軽馬場でも負担重量が軽い分有利だろう。3連覇は簡単ではないだろうが障害を4番手くらいで越えればゴール前で先行馬を捉える末脚を持っている。
コウシュハウンカイも前哨戦北見記念の走りは完璧。トップハンデとなるが障害を一番で越えてそのまま逃げ切りを図りたい。
この2頭を軸にして買い目を絞る。
本命
馬単
5→9
抑え
三連単
5,9→4,5,7,9→4,5,7,9
大穴
三連単軸一頭マルチ
2→4,5,7,9
もしばんえい競馬に興味をもったなら、ばんえいのバイブルといわれる「ばんえいまんが読本」がweb上で公開されているのでぜひ見ていただきたい。昭和53年に発刊されたものだが、今読んでもおもしろい。絵もかわいい。
ばんえい競馬馬主協会のHP ばんえいの歴史資料 の一番下からダウンロードできる
特にこのオープンクラスになると昇格や降格も少なくほぼ上下関係は固まっている。
で、ここ1年の重賞の成績を見ればだれでも
◎5オレノココロ
○9コウシュハウンカイ
▲7フジダイビクトリー
△4ニュータカラコマ
こんなかんじになると思う。
あとは穴馬探しと買い目の精度を上げていきたい。
まず大穴が開きやすいレースはどんなものかというと
①馬場水分や負担重量が近走とガラッと変わる
②有力馬同士が牽制しあう
大穴を開けやすい馬はというと
①前半でレースの流れに乗れないことが多い
③障害が不安定ですんなり登れば1着だが手こずると最下位
である
そして、ここ数年の帯広記念がすごく荒れているのが示すように帯広記念はこの条件にすごくあてはまる。
帯広の冬は晴天が多いうえに冬は凍結防止ロードヒーティングの影響で馬場が乾燥し重い馬場になりやすいが不思議と正月前後に雪が降り馬場が軽くなることが多い。加えて負担重量900kg以上のレースは帯広記念と3月のばんえい記念だけである。重量が重くて馬場が軽いというのは騎手にとっても予想する者にとっても難しい。
加えてBG1というグレード以上に「農林水産大臣賞典」というレースははばんえい競馬にとって別格の名誉である。牽制しあうのも当然である。
穴馬としては重賞未勝利ながらも障害巧者で岩見沢記念の2着馬である10サクラリュウ、古馬重賞初出走で実力未知数だがハンデに恵まれている1カンシャノココロがまず気になるが、不運にも不利とされる最内枠と最外枠を引いてしまったので今回はやめておく。
狙うのは
注2トレジャーハンター
2014年3月のチャンピオンカップ(800kg)以来重賞で掲示板の載っていないが、障害は高重量でもある程度対応している。軽馬場になればこの馬の先行力が活きる。加えて前走に超軽量戦(500kg)の地吹雪賞を選んできた。普通なら本番に近い重い重量で調整するところを、気持ちよく走らせて馬に自信をつけさせる作戦である。この作戦が吉とでるか凶とでるか博打を仕掛けてきている。
オレノココロは重馬場の方が歓迎だろうが軽馬場でも負担重量が軽い分有利だろう。3連覇は簡単ではないだろうが障害を4番手くらいで越えればゴール前で先行馬を捉える末脚を持っている。
コウシュハウンカイも前哨戦北見記念の走りは完璧。トップハンデとなるが障害を一番で越えてそのまま逃げ切りを図りたい。
この2頭を軸にして買い目を絞る。
本命
馬単
5→9
抑え
三連単
5,9→4,5,7,9→4,5,7,9
大穴
三連単軸一頭マルチ
2→4,5,7,9
もしばんえい競馬に興味をもったなら、ばんえいのバイブルといわれる「ばんえいまんが読本」がweb上で公開されているのでぜひ見ていただきたい。昭和53年に発刊されたものだが、今読んでもおもしろい。絵もかわいい。
ばんえい競馬馬主協会のHP ばんえいの歴史資料 の一番下からダウンロードできる
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