骨折イメトレ道具・骨折内固定君を作成した。
クオリティについては薄目で見ることで対応願いたい。
第一弾としてラグスクリュー法のイメトレ。
どんな時に使う方法かというと骨片を圧着させるときに使う。
例えば第三中足骨外顆縦骨折
子供のころ工作でふたつの木片をくっつけたいと思い並べた状態でネジを貫通させたことがある。
これが全然うまくいかない。ふたつがつながりはするのだが、ちゃんと固定されない。それはこの時使っていたネジが「全ネジ」だったためだった。
木片を固定させるのを「締結」というらしいが、半ネジを使うのが一般的だ。ネジの全長にわたってネジ山が切ってあるのが全ネジ。下から途中までしかネジ山を切っていないのが半ネジ。
ネジの部分で木にしがみつきつつ、ネジ入れることで圧力がかかる訳だが、全ネジではネジ頭と手前の木片の間に圧がかかってネジ頭がめり込んでいくだけで、木片同士に圧はかからない。
ネジ山のない部分によって手前の木片にネジがしがみつかなくなって初めてネジ頭がかける圧が手前の木片を奥の木片に押し付ける力になる。
説明が長くなったが、とにかくやってみればわかる。
参照:DIYを楽しもう! コーススレッド全ネジと半ネジの違い!(間違えると致命的!)
骨折内固定の場合はスクリュー4.5なら奥のドリルは3.2で
しかし、ある程度規格が決まっている木材とは違い、骨折線の深さはいろいろある。
そこで使うのがラグスクリュー法。
具体的には直径4.5mmのスクリュー(全ネジ)を使うとすれば、手前の骨片に4.5ドリルで穴をあけて(タップ切らない)、奥の骨に3.2ドリルで穴あけ&4.5タップ切りをすれば、ネジは手前の骨片にはネジ山が食い込まず、奥の骨にだけネジ山が効くので、半ネジと同じように骨片を圧をかけて固定できる。
骨折線に垂直にスクリューを入れることで変位なく正しい方向に圧をかけることができる。
詳細はAO Principles of Equine Osteosynthesisや新小動物骨折内固定マニュアルを参照。
って、本読んでたらフォルクスワーゲン・ビートルの古いのでてきた(VW typ 1)。
なにしてんの?大丈夫?って思ったら、下の黒いのが骨で、骨は車をのせられるほど硬いよってイラストだった。
お前ホントにそれやったの?っていう感想しか出てこない。
0 件のコメント:
コメントを投稿