自動運転よりもMT車を、自動車よりも馬を愛でるblog
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2017年10月16日月曜日

牛と馬の倒し方(ロープスクィーズ)

実は牛は簡単に倒せる
がんばれば一人で、がんばらなくても2,3人いれば倒せる。
どうして牛が胴体を締めると倒れるのかはよくわからないが、知っておくといつか役に立つかもしれない。
"rope squeeze"で検索すればいろいろ出てくる。

方法① BURLEY method もしくはcrisscross method などと言うらしい

方法② reuff's method 首は締まらないように注意

具体的には方法①は子宮捻転の整復の時に、方法②は子牛の諸々の処置(昔は去勢で専ら使われていた)の時に使う。
牛はそもそもα2受容体作動薬をちょこっと打つだけで倒れるのでらくちんである。

一方、馬は倒れない。倒したり寝かしたりする調教方法もあるが、けがの時などは一からやっていられない。α2受容体作動薬でも倒れない。
しかし子馬なら方法②に近いやり方で胸部分に3重くらい巻きつけることで倒れる。

また、この方法は新生仔馬不適応症候群neonatal maladjustment syndrome(ダミーフォール)の治療法Madigan foal squeezeとして注目されている[1]。仔馬が産道を通り抜けるときの圧迫刺激を人工的に与えることで、子宮の中にいる"胎仔"から生れ出た"仔馬"になるスイッチをおすことができるとかなんとか。

参考HP
[1] the manual of equine neonatal medicine
http://www.equineneonatalmanual.com/foalsqueezing

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