自動運転よりもMT車を、自動車よりも馬を愛でるblog
※車の整備と動物の医療行為は自分の責任の下で行ってください

2019年5月10日金曜日

ソメスのキーホルダー

 大学を卒業して北海道を離れるときに第二のお母さんが餞別としてくれたソメスサドルのキーホルダー。

質感のいい革と馬蹄型の金具が気に入っていてずっと車のキー用に使っていたが、革部分と金具を繋ぐ部品が外れて失くなってしまった。

ソメスサドルのネットショップをみても同じキーホルダーは見当たらず・・・。

半べそをかきながらソメスの砂川ファクトリーに電話すると。

ちなみにソメスサドルというのは武豊・ルメールなど一流騎手の鞍や宮内庁の馬車具を作っている馬具・革製品メーカーで、砂川というのは日本一長い直線道路で有名な国道12号が走っている北海道の砂川市ね。

キーホルダーをファクトリーに送ってくれとのこと。


で、すぐに修理されて返されました。本当にありがたい!

いつも使ってますみたいな顔で電話したけど、実はキーホルダーしかもっていない。
でもでも新千歳空港に行ったときは必ず空港内のソメスサドル直営店に行って目の保養をしてるし(冷やかしとも言う)、大人の男になったら(精神的に)ベルトやバックを買おうと思っている。

修理代から返送費までサービスしていただいたようで申し訳ないので(いまのところ請求書はきてないのでたぶん・・・)、ここで宣伝。
店舗のある北海道や東京では知名度があるが、それ以外では馬好きでも知らない人もいるようなので。

北海道のメーカーSOMÈS SADDLEは世界レベルの馬具づくりで培った技術を使ってバッグや財布などの革製品をハンドメイドしているが、これがまた本当に素晴らしい(ウインドウショッピングだけど)。
しかも革製品のリペアもしてくれるので、決して安い買い物ではないが一生ものだと思えば買える値段で、馬や馬具をモチーフにしたデザインが多く馬好きにはたまらない。
同じように馬具屋発祥ブランドのエルメスにもよく例えられるが、価格がエルメスよりもひと桁安いし、気軽にリペアを頼めるので本当にオススメ。

2019年5月6日月曜日

釜石道・三陸道で宮城県へ


遠野の道の駅風の丘から宮城県のモーランド本吉までドライブする機会がGW中に2回あった。

はじめは初めて通る新開通区間を含む釜石道・三陸道経路で、次は途中で三陸道を降り、気仙沼を迂回した県道ルートで行った。
県道ルートについては後日。

遠野は桜前線の終着駅のひとつ。GWが桜の見ごろだ。
猿ヶ石川沿いの桜並木もきれいだが、山の中腹に散在する野良桜のたくましさも一見の価値ありと思う。
遠野IC入口

まずは遠野ICから釜石道に乗る。
釜石道は2019年3月に遠野道路と釜石道路が完成し全線開通したが無料で通ることができる。
釜石道は国道4号沿いの東北道と国道45号沿いの三陸道をつないだことで、リアス式海岸という地形の特性上陸の孤島となっていた岩手沿岸の交通の便を飛躍的に向上させた。
70km制限で追い越し車線も少なく、走り心地自体は特にどうということはないが、遠野や釜石の市街地を高い位置から見渡せるのは気分が良い。
ただし、トンネル内は排ガスが充満してスモッグの様になっていることが多いので、エアコンの外気導入を切るのを忘れないようにしなければならない。
釜石仙人峠IC出口

そして、釜石仙人峠ICから三陸道吉浜ICまでは初体験ゾーン。
ここで特筆すべきは時間の短縮。釜石市内は慢性的にごみごみしていて渋滞が起こる区間だったので、その部分をスルーして三陸道に直結できる点は本当に素晴らしい。
さらに、山間につくられたジャンクションが艶めかしい曲線を描いていていてカッコいい。たまらん。
唯一の難点は釜石のイオンに行くにはかなり手前の釜石中央ICで降りなければならず、直結感が薄いところ。また、仙人峠以外の釜石のICが釜石道ではなく三陸道にあったり、釜石中央ICのひとつ宮古側の釜石両石ICやひとつ仙台側の釜石唐丹ICが宮古方面出入口のみのハーフICになっているのが分かりにくく戸惑う人も多いと思う。

とはいえ今回は途中で下りずにノンストップで気仙沼まで駆け抜けるのでこの辺りは問題なく通過。

いや、正確には一回降りた。というのも、釜石道・三陸道にはサービスエリアが一つもなく、まともに休憩をとるには一度降りなければならない。
今回は三陸IC降りてすぐ目の前の道の駅さんりくへ。三陸道の休憩はここがオススメ。

人気の柿ソフトも柿味が強烈で良いが、それ以上に海産物売り場がすごい。大型水槽がいくつもあり、季節によるがアワビ、ホタテ、ワカメ、ウニ、ホヤを買ってお持ち帰りも宅配もできる。これらの質がすごい。

 道の駅さんりく

柿ソフトとあまおうソフト、後ろは海産物売り場

今の時期はホヤ!

そして食事処でも海産物メニューがすごい。4000円(時価?)の生うに丼や、1300円(時価?)の焼きホタテ・刺身ホタテ定食、850円のメカブ丼など、観光客向け料理ではない本物の三陸メニューがある。リーズナブルな天丼やネギトロ丼もおいしい。

さて再び三陸道へ。三陸道も無料なのでもちろん乗り降り自由。



明るいトンネルと海の見える高架の繰り返しが続く。走り心地良好。
陸前高田長部ICを過ぎたさきのトンネル内には岩手県と宮城県の県境が壁にペイントされている。ここも初体験ゾーン。ついに岩手県と宮城県が高速道路でつながったのだ。ここまでの所要時間は休憩込みで1時間半程度。
と、気をよくしていると今のところの終点、唐桑小原木ICで渋滞につかまる。
高速道路が終わったところで左からくる国道45号と合流しトンネルへ。トンネルを抜けた後は気仙沼市街へと下り坂の一本道が続くのだが、これが大渋滞。GWでなくても渋滞する場所なのだそうだが、甘く見ていた。いままでGWでも混雑なく快調に走っていたのが水の泡というくらいのスローペース。この短い区間だけで30分かかってしまった。

唐桑小原木IC

 やっとこさ気仙沼市街へ

渋滞は気仙沼中央ICまで続く

その先も渋滞は続き、気仙沼中央IC(一番上の写真)で再び三陸道に乗ってやっと調子を取り戻す。
そのままもう一度道路の途切れる本吉津谷ICまで走り、あとは国道346号を経由してモーランドへ。

R346の看板を右折

モーランド本吉に到着

予定よりだいぶ遅れて到着。3時間かかった。気仙沼市街の混雑を甘く見すぎていた。GWだからということもあろうが、今年度中を予定しているという唐桑小原木~気仙沼中央の開通まではもう気仙沼に来るのはやめようと思った。
がしかし、諸事情あってGW中にまた来ることになる。どっちのドライブもmitoではないのがまた残念。

おまけ:道の駅さんりくで遭遇
セリカLB2000GT 推定年齢40歳以上!?



2019年4月29日月曜日

ダニ


公共牧野の仔馬の元気がなく下ろしてきた、とのことなので見に行ってみるとコイツが。

ダニ!(マダニ?)

血を吸ってパンパンになると落ちてくる。よく見るとうにうにと足を動かしているが腹が重くて歩けていない。
それでいいのか?とダニアレルギーの自分ですら逆に心配になるが、ヤツらを侮ってはいけない。

青森県の家畜保健所によると、ダニの多数寄生が原因で仔馬が衰弱死した例があるという[1]。

どれどれとお腹の下をのぞくと


多数寄生している!しかも現在進行形で血を吸っている。
貧血対策の鉄剤投与と一緒にとりあえずエクイバラン経口投与。で、翌日にはぽろぽろ落ちて仔馬も快方に向かった。

青森県の寒立馬ではフルメトリン製剤を2分の1に薄めたもの(何で?)を皮膚にかけることでダニ駆除をしているそうだが[1]、皮膚の厚い牛用に作られた薬は馬では皮膚への刺激が強すぎる可能性があり注意が必要と思う。

それで今回は安全面を考えエクイバランを使った。回虫や円虫等の「内部寄生虫駆除薬」ではあるが、血中の円虫にも効果があるということは血を吸う外部寄生虫にも効くかもしれない。青森の例でも実はフルメトリンと一緒にエクイバランの経口投与もしている。

どの薬がダニに効いたのかはわからない。というか、どの薬も効いてるんじゃないかとも、どの薬も効いてなくてただダニがお腹いっぱいになって落ちただけなんじゃないかともとれる。
わかっているのはダニのいないところで飼ってあげるのが一番ということ。

ここで回文をひとつ
鹿山のリスク 馬ダニだ 舞う 薬のまやかし

エクイバランも経皮投与の内外部寄生虫薬(アイボメックトピカル等)も成分はイベルメクチンだ。
この名前は聞いたことのある人も多いと思う。大村博士が2015年ノーベル賞に選ばれる最大の理由になったのがこのイベルメクチンだった。
大村博士はこの薬で年間3億人を寄生虫病から救っていると言われている[2]。平成の北里柴三郎もしくは平成の野口英世とも呼ばれる大村博士。次の千円札の肖像はもう決まりか?

[1] 平泉美栄子, et al. 寒立馬における地域一丸となった衛生対策. 平成27年度獣医学術東北地区学会発表演題

[2] 大村智氏、風土病薬「イベルメクチン」を実用化 アフリカで失明の危機を克服、効果劇的、産経ニュース

2019年3月26日火曜日

岩手のドクペ自販機情報とラベルのアメ車


東北をドライブ中にドクターペッパーが飲みたくなったとしよう。イタリア車に乗っていてもドクターペッパーは飲みたくなる。
そんな時、ヴィレバンや一部の古着屋のような店舗でドクペを売っているところは確かにあるが、東北地方でドクペの自販機を見かけることはほとんんどなく、ドライブ中にふらっと立ち寄って買うというのはかなり難しい。

そこで重要文化財ともいえるドクペの自販機を見かけたら皆で情報を共有して、東北のドクペ難民を一人でも多く救おうではないか。
という企画

エントリーナンバー1番は岩手県民にはおなじみの盛岡駅西口駐車場。この駐車場は30分100円ぐらいだったと思う。この周辺にしてはけっこう高いのだが、その分空きがあることが多くてよろしい。さらにドクペの500mlペットボトルがおいてあるので、駅ビルに行くときは西口に車を止めるのが吉。

すでにお気づきの方も多いと思うが、JR東日本の自販機acureがここのところドクペを普及させようと頑張っている。盛岡駅に続き、遠野駅前の自販機でも500mlペットボトルを発見。仙台駅ホームのacureでもドクペを買った記憶がある。

そんな巨大組織JR東日本に真っ向勝負を挑むのがこの「もとまち(?)」というお店(?)の自販機。市外局番が5桁っていつの時代よ。場所は遠野高校の正門の前。350mlクラブマルチパック缶が100円で買える。高校生が買っていくのだろうか・・・?

ちなみに今更だが、ドクターペッパーはどんな味がするの?という挨拶のような質問に答えるならば、スパイシーでフルーティーとしか言いようがない。薬とか湿布みたいな味を求めているならドクペではなくA&Wルートビアを飲んだ方がいい。
ペプシやコカ・コーラが好きなら近しいものがあるのでドクペも好きになるかなと思うがそうでもないようだ。ガラナ好きとは波長が合うようだが、いまやガラナのほうが市民権を得つつあるように思う。
これら類似のドリンクに比べてドクペが優れているのは、ぶっちゃけ「おいしくない」ところ。日本人なら初めて飲んだ時は誰でもまずいと思うし、ドクペ好きだって正直、「めちゃくちゃウマイ!」とは思っていない。というか、他の炭酸飲料に比べて飲みなれると無駄に主張してこなくなるところが良い。使用してると体に馴染んでくるのよ。ハァハァ。
食べ物との相性も良く、飲み会のソフトドリンクとしてお勧めしたいのだが、どこかの飲み屋でドクペを置いてくれないだろうか。

さて、味のことは置いておいて、どうしても気になってしまうのは新しくなったアメリカンオールディーズ風のラベル(一番上の写真)に描かれている「いかにも」なアメ車2台。

アメ車のブランドには詳しくないが高校生のときから元素記号を覚える語呂合わせ「ベンツ(Be)にGM(Mg)、キャデラック(Ca)は素晴らしい(Sr Ba Ra)」で刷り込まれているGMとキャデラックくらいは知っている。
しかも、これまた岩手県民には常識だがキャデラックなら北上アメリカンワールドにある。なのでちょっと見に行ってみた。

ギャロン

ドォアアアン

オパウ

フロントにド派手なクロームメッキとデュアルヘッドランプ、リアに巨大なテールフィンとバレル型ライト。
そのふたつの間に生じるV8 6.4リッターの圧倒的ピンク空間はまさにアメ車的ラグジュアリーカーの小宇宙!

これぞアメ車というこの一台はキャデラック エルドラドの第三世代らしい(デザインモチーフはロケット!? キャデラック エルドラドってどんな車?)。

しかしラベルの車とはちょっと違うのね。いかつすぎる。ラベルの車はテールフィンがついていたりと、同じ年代であることを感じさせるが、そこまでフロントがいかつくなく、おでこも出っ張っていない。

ではGMはというと、同じ年代のアメリカンドリームカーにビュイック XP-300というのがある(M-BASE第32回 1950年代のアメリカンドリームカー(1))。
黄色いほうの車がこれにかなり近い。これでしょ、とも思ったがサイドのラインなど細部にまだ違和感を感じる。

となるとアメリカビッグ3の最後の一つフォードを調べてみる。
するとメメタァという一台を発見(M-BASE第38回 フォード サンダーバード)。

ライトの形やフロントグリルの感じもしっくりくるし、サメのエラみたいなのもついてる。デート風の黄色い車はこのフォード サンダーバードだろう。

さらにこのサメ鰓カエル目テールフィンの1代目の次に、4灯式ヘッドライトの通称スクエアバーズという2代目があるのだが、これがおそらくラベルのネオンの方の車だ。

というわけで、JR東日本の中の人はドクペファン。ドクペの中の人はフォードファン、私はジョジョファンだったという話。

2019年3月17日日曜日

助産 3つのルーチンと3つのNG


・引っ張るだけが助産じゃない
胎子の肢にロープをかけて引っ張る。助産というとこのイメージかもしれない。しかし、本来「押し出される」はずの胎子を「引っ張りだす」ことは、胎子と母体にとても大きな負荷をかけている。牽引による助産は子牛・子馬の活力を低下させ、免疫の移行にも悪影響があることがわかっている[1,2]ので、むやみな牽引は避けたい。むしろ本当の助産とは、引っ張らなくてもいいようにすることだと言える。
難産の発生率は多めに見ても初産牛で15%、経産牛で5%、馬で10%と考えられる[3,4, 5]。それ以上に牽引している牧場や、お産の死亡事故が5%を超えている牧場は、助産の方法を見直すことを考えてほしい。



・3つのルーチン
そこで、助産の3つのルーチンとしてもらいたいのが①緊急時を見越した準備、②発信履歴での時間管理、③潤滑剤を胎子に塗りたくる、だ。
①助産は誰もが慌ててしまうもの。引っ張る余裕がある所に移動させたり、胎水を吐き出させるために逆さ吊りにしたりする準備は先にやっておかなければならない。
②袋が破けて胎子の尿がでてくる第一破水や足胞出現からの時間は、助産や往診依頼の判断に重要。携帯電話は発信することで時刻つきの履歴が残るので、記録に活用できる。
③第二破水後であれば、アルギン酸ナトリウムや石鹸などの潤滑剤を胎子に可能な限り塗りたくる。これは産道との摩擦を減らすだけでなく、手の物理的刺激による産道の拡張やとにかく触ることで胎子の姿勢の詳細がわかってくるという効果がある。

・3つのNG
逆にやってはいけないのは①一人での助産、②足だけでの逆子の判断、③一方向からのみの牽引、だ。
①一人での助産はアクシデントがあった場合に人・家畜ともに危険を回避できない。
②また、蹄の向きや関節の曲がり方での判断は熟練者でも間違えることがあるので、逆子の判断は必ず尻尾で行う。
③そして一番最後に、するリスクとしないリスクを天秤にかけて牽引の判断をするのだが、左右の足を交互に引っ張ったり、引っ張る方向を上下左右に変えたりすることが大切だ。

1. 杉本仁美, et al. 乳牛の分娩において牽引の程度が新生子牛の活力, 血液ガス, 血清 IgG 濃度に及ぼす影響. 産業動物臨床医学雑誌, 2011, 2.1: 14-19.
2. JRA育成牧場管理指針
3. 乳牛の難産 : 原因,予防,助産および失位整復法 石井
4. 蔵書4
5. 山内亮. 最新家畜臨床繁殖学最新家畜臨床繁殖学, 1998.

2019年3月10日日曜日

夢は叶う

2月の北上展勝地
夢がかなってしまった。
オープンカーは男の夢!
イマドキ、オープンカーでデートしようなんて言って喜ぶ女の子は絶滅寸前ではあるが・・・。


プジョー206CC!!

半日の代車として借りた。
半日だけの整備ということで、飾ってあるロータスやポルシェを眺めたり、整備しているところを見せてもらったりして過ごすので代車は要らないと思っていた。
が、整備士さんもこんなのにウロチョロされたらたまらんと思ったのか、最高の代車を用意してくれた。

早速、意味もなく北上川沿いをドライブする。
旧国道4号線である奥州街道から県道14号線へ。

ちなみにオープンカーは屋根のない車を全部まとめて呼ぶ和製英語で、馬車文化の欧米では車体の構造や車の雰囲気によって細かく名称が分かれている。
駕籠文化の日本人にははっきり言って違いが判らない分野だ。
なんとなくスポーツカーが"ロードスター"、特に車高が低いのが"スパイダー、普通の車のいちバージョンとして作られたものが"カブリオレ"か"コンバーチブル"程度に覚えておけば良いかと思う。


噂通り206CCの後部座席は狭い。それでも2人乗りと4人乗りでは便利さが桁違い。また、しめれば普通のクーペに見えなくもない。趣味の車としてしか見られないことの多いオープンカーだが、これなら十分に日常の足としても使えると思う。もちろん多少の不便に目をつぶれば、もしくは不便な方が快感を感じるような変態ならばの話。

エンジン始動からオープンまで

早速オープンに。206CCの開閉は動画の通りすごく簡単で40秒もかからない。
オープンにして走っていると、この寒い中オープンにしてるなんて気の毒に頭がおかしいのね、という視線を感じるが、その考えは全くもって間違い。
実はオープンで走るのはこんな早春の曇りが良い。
暑さや直射日光はどうにもならないが、寒さはジャケットを着てシートヒーターを付ければしのげるからだ。むしろ頭寒足熱で健康に良い。露天風呂のようだ。







206s16の電動ガラスルーフもよかったが、オープンカーならではのこの解放感は他では得られない。
いつかオープンカーに乗ってみたいという夢がかなってしまった。次は「オープンカーを所有したい」になっちゃうかもしれない。
206CC S16 や207CC GTならMTもある。
206CCは前に乗っていた206s16とフィーリングも近く懐かしく甘酸っぱい気分になれた。峠とか行かないのであれば今回のオートマ1600ccの206CCで十分楽しかった。
欲を言えばレンジローバー イヴォーク コンバーチブルというSUVオープンカーがほしい(※中古でも600万円以上!)。それか老後にロータスエリーゼという計画もアリだと思う(※と思ったら500万のエリーゼはもう生産中止なのね)。アルファスパイダーは実用面で難があるのでちょっと違うかな。GTV(916)のV6エンジンは乗ってみたいけど。

もう中古車の台数も少なくなってきてしまっているが、値段的にも使いやすさでもけっこう気軽の所有できるオープンカー「プジョーのCC」。
"憧れ"から"大好き"に一歩前進させてもらった半日だった。 

誰かオープンカーで俺をデートに誘って!

2019年2月25日月曜日

帯広競馬場遠征1 いきなり大穴

何年振りかの帯広競馬場観戦

競馬場も常連さん(名前も知らないけどよく見る常連さんも含めて)もあまり変わっていないようでほっこり。
2018年4月から南関東のSPAT4でも投票ができるようになるなどネットや電話投票が好調でこのところ売り上げが伸びているとの話を聞いていたので、そのぶん本場がどうなってしまったかちょっと心配していたが、ひと安心。

さて、まずはパドック
この日の第7レースは3歳A-1.

年明けての3歳というのは去年デビューしたばかりの若馬たち。そのなかのA-1、つまり重賞ではないが一番ランクの高い馬たちの集うレースだ。


若馬と言ってもさすがは最高クラス。しっかりとした馬体の馬が多い。上の写真の5番ギンノダイマオーは一番人気。眼光鋭くやってやるぜ感が伝わってくる。

ひときわ目を引く尾花栗毛は8番アオノゴッドと期待の若手騎手島津新。でも気合はイマイチ入ってないかな。

4番インビクタもまさに成長中といういい体型に見える。名牝フクイズミと同じ厩務員さんが引っ張る。

ここ2ヶ月ほどはずっと同じような馬場状態、くわえて同じようなメンバー同士の過去のレースも多く、前に書いた荒れるレースの要素はそれほどない。
しかし、若馬のレースできれいに123着が決まるかというとそれも難しい。そう考えると凝り固まったオッズを逆手にとって大穴を狙うのもおもしろい。

出馬表を見てまず思うのは、松井厩舎が4頭出し、そして「アオノ」も2頭出しですごいなというところ。まあばんえい競馬の場合はそれぞれが独立したレーンを走るセパレート式なので他の馬をブロックするなどはなく(平地競馬でもない?)、それほど予想に影響するファクターではないが、それでも手の内を知っている同僚馬がいたほうが、レース展開を読めたり、マークする馬を絞れたりで多少は有利に思う。

オッズは近走の対戦成績をもとに妥当なところで収まっている。となると穴馬は近走は負けているが勢いのある馬。
目を付けたのはパドックで良く見えた4番インビクタ。
ここ3走はすべて4着と複勝圏が狙えそうだが、この馬だけが前走よりも積載重量が+5kgということと、重賞での大負けが影響して7番人気とオッズは高い。
しかし、積載重量増は逆に考えれば勢いがある証拠。重賞とは積載重量が20kgも違いあまり参考にならない。おなじコンビ、同じようなメンバーで4着3回ともなれば次は騎手も仕掛けてくるだろうと予想。

そしてヤングチャンピオンシップ優勝馬1番アオノブラックが4番人気。

逆に重賞で優勝したために出走馬中いちばん重い積載重量となり前走6着となったので人気を落としているものの実力はやはりトップ。馬場状態や展開の予想が難しいが、この2頭のどちらかに有利に働けば大穴が狙えると判断。普段は1000円くらいしか賭けないがここは勝負!

馬券を購入してスタート地点へ。その他の予想法はばんえい競馬予想・初級編を参照されたし。
4を軸にした3連単軸一頭流しマルチで勝負。抑え(といっても穴狙い)は1を軸にした馬単流し。
詳しくない人向けに説明すると、
1から3着までを順番通りにぴったり当てる3連単。それの「軸一頭流し」は軸となる一頭を決めたら、その馬は絶対に入る形でその相手として選んだ数頭との組み合わせすべてを買うことになる。さらに「マルチ」なので軸の一頭が1着の馬券、2着の馬券、3着の馬券すべての組み合わせを買うことになる。
これは軸1頭相手4頭でも36通りとなってとってもお金がかかるのが難点。しかし3連複ボックスなどとは配当金が桁違い。特に軸に選んだ穴馬の順位が上がれば上がるほどどんどんオッズが上がるので、ぶっちゃけほとんど当たらないが競馬を楽しめることは間違いない買い方。

いよいよスタート。
ばんえい競馬は平地と違って枠入りが終わってからファンファーレが鳴ってスターターが旗を振る。

第一障害は小さい山でみんなスムーズに通過するが、この先の道中は筋肉の疲れ具合を見て、息を入れながら第二障害を目指す。ここでのペース配分が後々響いてくる。
ばんえい競馬の場合、「なみあし」というゆっくりな歩き方なので一緒に歩きながら観戦できる。厩務員さんが側道を一緒に走って馬を励ますのもほほえましい。まあ一緒に歩くのは励ますためというより、障害で転倒した場合に厩務員が補助することができるためなのだが。

そして第二障害(下の写真は別レースのもの)。各馬横一線にそろった静寂から一気に各馬登攀を始める。うなる手綱に張り詰める筋肉、そしてソリの金属がぶつかる音。ここがレース最大の見どころ。とにかくいち早く第二障害を越えるのが圧倒的有利のなので、勝負どころの駆け引きがわかりやすい。ばんえい競馬が初心者でも楽しめるの理由はこの辺りにあると思う。

とここで4番のベテラン藤本匠騎手が期待通り強気に障害下までノンストップ作戦。障害下までくると他馬を待たずに真っ先に障害に仕掛け、ひと腰(一度も障害の途中で止まらず)で障害を越える。早仕掛けだと普通障害で苦戦してしまうのだがベテラン匠さすがだ!
4番が1着ならば万馬券確定だ!!!

といっても、障害を先頭でクリアしたからと言って気は抜けない。ばんえい競馬は荷物を運ぶ競馬であるために、馬の鼻先ではなくソリの後端がゴールラインを超えたところがゴール。その前で馬が止まってしまえばどんなに後続に差をつけていても逆転されてしまう。応援にも熱が入る。
「匠ぼえーーーー!!」
※ぼえ:追え

道中強気に行ったせいで後半はちょっと厳しいか?あとから来た1番人気の5番に追い付かれ、2番も近づいてきた。残り150m。
この2頭に抜かれても4番が3着に入れば100倍近いオッズのはずだ。いやなんなら上位は3番でも1番でもいい。4番さえ3着以内に入れば大穴的中だ。
「しっかりぼえーーーー」
ゴール板前は大混戦。とここでかなり差が開いた6番手で障害を降りてきた3番赤い帽子がものすごい勢いで追い込んでくる。先を行く5番と4番の脚が鈍る。いつ止まってもおかしくないような疲労だ。
「うわーーー。あーーー。」
もう3番が一着は間違いない。そのあとは5か?2か?4番万事休すか?
と、ソリがゴールを超えたか超えてないかのところで5番が止まる。
「!!!!」

結果はどうなった!?
はずれ。
結果だけ見れば順当に3番人気→1番人気→2番人気で決着。過去3走4着だった大穴4番は今回も4着。

成績表だけ見るとなんてことのないレースでも、いろいろな人馬のいろいろなドラマが詰まっていると身をもって感じることとなった。

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